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グローバル化に備え、今何をすべきか?

Yoshinori Nakata -Official Site-海外生活で得た学びを、ブログを通じ発信して行きたいと思います

他者評価と自己評価

Posted by yoshi on   0 

 各企業でも昨年の業績を反映して、今年のボーナスが決定されたり、個人においても昨年のパフォーマンスレビューを通じ、各自の評価結果が言い渡される時期に差し掛かっていると思います。そんな時期ですので、本日は「他者評価」と「自己評価」について書いてみたいと思います。

 皆さんは、「他者評価と自己評価のどちらが大事ですか?」と質問されたら、何と答えるでしょうか?大半が「他者評価」と答えるのではないでしょうか?確かに会社の中でも、私達の評価を行うのは常に上司になります。昨今では「360度評価」なるものも存在し、上司だけでなく、同僚、後輩からも評価され、世の中の風潮としても「他者評価」が大事であるとの結論に至りそうです。

 他者評価によって、良質なフィードバックが得られ、そして自分の強みや弱みが明確になり、強みは今後も仕事に活かし、弱みは今後改善していくという意味では、全く「他者評価」を否定するつもりはありません。自分も他者のフィードバックは謙虚に受け止めて、改善して行こうと思っています。ただ、海外勤務においては「自己評価」も大事にすべきだと思うのです。

 駐在員として海外で働いている場合、仕事の業務範囲が広がり、役職も日本にいた時の1つ、もしくは2つ程度上のポジションに就いてローカルの部下を持ち、突然リーダーシップやマネジメントを発揮せざるを得ない状況に陥ります。日本で簡単に出来ていた事が、海外では言葉の壁や従業員の能力の問題などによって、容易に出来ないケースも多々存在します。

 更に、グローバル展開を加速させている企業においては、これまで誰もやった事がないミッションを海外で行うケースが少なくありません。私の場合、それがベトナムハノイでの会社設立及び工場の立上げでした。セールスやマーケティング、R&Dにおいても同様で、海外駐在員はただでさえ業務環境がタフな中、前例のない事を成し遂げて行く必要があるのです。

 こういう状況下での仕事なので、最初から仕事がうまく行くことは極めて稀で、誰もが苦しみます。そして「なんでこの仕事にこんなに時間かかってるんだ?」「なんでもっと早く結果が出せないんだ」と日本から冷たいお言葉を頂戴した駐在員の方も数多くいると思います。駐在員の間ではこれをOKY(お前、来て、やってみろ)と、共通言語化される程に「あるあるの話」なのです。残念ながらこの言葉が、そのまま自分の評価に反映されてしまうことも多く、外からは見えない海外勤務の苦労は評価されない、と言うか評価のしようがないと思うのです。

 OKYも冷静に聞くと悪気があって言っている人は意外と少なく、「本当に海外の状況をわかっていない」ことがほとんどなのです。なので、このような「他者評価」を気にしていても仕方がありません。それに対しこちらが愚痴を言い始めると、自分自身の価値もどんどん下がってしまうと思いますし、海外で働く事にも嫌気がさしてしまうと思うのです。

 このような気づきを経て、今は極力「自己評価」を大事にしています。今の自分の能力に対し、自分がどれ程チャレンジしたかは実は自分自身が一番良く分かっていると思います。ビジネスは結果が全ての感もありますが、それに至るまで全力を出し切れたかどうか、最終の納得感は自分で得るものだと思います。「自己評価」を大事に思えば、他者の目を気にしてやっているような「無駄な仕事」はどんどん削ぎ落とす事ができ、自分が本当にすべきと思える「大事な仕事」に目が向くようになり、ある意味開き直ってタフな海外勤務に立ち向かえると思えるのです。

 「他者評価」ももちろん大事ですが、特にOKYに悩まされている人には「自己評価」に一度目を向ければ、良い意味で人の目を気にせず、思い切って仕事が出来ると思います。

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yoshi

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