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本当に英語が原因か?

Posted by yoshi on   0 

 先日『本当に異文化が原因か?』についてこちらのBlogでも書きました。端的に言うと、海外で物事がうまくいかなかった際に、「異文化」という言葉は、言い訳として使い易く、何事もこのビッグワードで原因を収めてしまうような傾向があるという話でした。
 
 一方でもう一つ言い訳として良く使われるのが「英語」です。特に英語にまだ余り自信のない方は、自分がうまく説明できない理由は英語能力に原因があるとし、それ故に物事がうまくいかないと結論づけ、また英語の勉強にひた走る傾向があります。本当にそれが真因でしょうか?

 私の英語レベルもまだまだ発展途上ですが、英語を話しているとある事実に気づきます。それは「自分の日本語能力以上に英語能力は向上しない」という事実です(注:あくまで私のように日本で育ち、英語を第2外国語としているケースを指し、帰国子女などには当てはまりません)。もう少し具体的に言いますと、英語能力以前に、物事を完全に理解しておらず、自分自身でも腹落ちしていないケースが多いのです。そのようなケースでは、例え日本語であってもうまく説明出来ない事がほとんどです。

 例えば数年前、私にも次のような経験がありました。外国人との会食の際、「赤ワインと白ワインのどちらが好きですか?」と英語で質問され、ステーキを嗜んでいた私は「赤ワイン」と答えました。良くある「赤ワインとステーキは合う」という非常に短絡的なイメージから来る回答です。当然ですが、「Why?」となる訳です。Because……となり英語でうまく説明できない結果となりました。これは少し極端な例ではありますが、つまりワインへの造詣が深く、それらを日本語でうまく表現できなければ、それ以上に英語でうまく説明することは決してできないのです。

 これが仕事となると、表面的な知識を持っている程、この事に気づかないケースが出てきます。「知識がある(と思っている)」と「言葉にできる」は別の能力で、「言葉にできない」のは「考えていない」「本当に理解していない」のと同じなのです(一部「言葉にできるは武器になる」より引用)。ですので、「英語」を原因にしている人に対して、「では私にそれを日本語で説明して下さい」と質問すると、やはり日本語でもうまく説明できないケースが多いのです。つまり何語であっても、「言語化」できるレベルまで、物事を深く考え、理解出来ていないのです。

 これは私も今でも自分の指標にしているところでもあって、「アレ、英語で全然うまく説明できないぞ」と感じた際には、そもそも論「俺って、この件に関してどこまで深く理解できているか?」というところに立ち返って、日本語で良いので深く再考し、言語化できるレベルまで落とし込むような形をとっています。それが出来て、初めて英語でも説明ができると思うのです。勿論、英単語、特に形容詞などを磨いて、微妙なニュアンスまでも伝え切りたいと思う気持ちもあるでしょうが、それはもっと、もっと先のステップだと思うのです。

 最近私自身が英語でうまく物事を伝えられないケースがあり、もう一度この基本に立ち返ろうという思いで今回のテーマについて書いてみました。同じような境遇に直面している人の、何か気づきになれば幸いです。

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yoshi

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